これで俺は
あの時の記憶を、
ここに”置いておく事”が出来る。
それが出来るのは、
自分の中で「書き切った実感」があるからだ。
教師、生徒、いじめ・・・
今まで書き切れなかった数々の出来事が
文字になり、記憶から飛び出した事は、「自分の中の安心感」に繋がって行く。
誰かに伝えられる可能性が増えた訳だから。
これまで、いじめの部分だけを抜き出して書いていたので、
中途半端になっていた感があった。
そして、ここまで書き進めることで、
その後の、不登校、ひきこもり
家庭内暴力と向かっていく状況が、かなり見えてきたと思う。
やっとバラバラのパズルのピースが一つ埋まったようだ。
一つの絵になるまでは、まだまだかかりそうだけれど
諦めないで必ず完成させるから。
負の記憶に捕まって、もがいている、あの頃の俺を、
こうやって少しずつ、助け出してみせるよ。
・・・必ずね。