そしてこの状況の中、
忌まわしい「ホウキン」が俺に行われる事になる。
詳細はもう書きたくもないので、
詳しくは「いじめという名のもとに」の文章を読んでいただきたい。
ただ書き漏らしたり、どうしても書かなければならない部分もあるので、
その部分を書いていく事にする。
文化祭の時、 初めてホウキンをやられた時の状況は、 放課後、話があるからと呼び出され、 突然Uに羽交い絞めにされ、Yにズボンを下ろされそうになった。 この時は未遂に終わるのだが、 どうもYがこのホウキンの話を、Uに持ちかけたようだ。 この役割は後のホウキンにも当てはまる。 たいがいUが俺の上に乗り両手を押さえつけ、 Yがズボンを下ろす役になっていた。
この時、周りの状況で俺が覚えているのは、 このいじめの様子を見に来た一人が、 「これじゃ〜お婿に行けなくなっちゃうよ」と言っていた事や、 俺がホウキンをされている時、 Sが呼びにでも行ったのだろう。 クラスの違うMをわざわざ連れて来て、 俺がやられている様子を、二人で笑いながら覗いていたのを覚えている。
これだけ他の奴らのいじめを書いていると、 感覚が麻痺して、Uが特別悪く感じなくなってくるのだが、 もちろんそんな事はない。 「いじめ」の所で書いた、 リーダー格のホウキンの描写や発言は全てUの物だ。 罪というものが存在するのなら、Uの罪は、間違いなく万死に値する。